奈良磐雄の日記・NEW

今日一日何を食べて何をしたか

35回目の京都新選組同好会池田屋事変記念パレードは雨中実施した

#shinsengumi
16日朝10時30分、島原にある京都新選組同好会本陣に集合。それに先立ち9時からは装備担当隊士の10名が、全ての準備を整えてくれている。衣装は着崩れをしないよう、東映の衣装担当3名が手際よく着付けてくれる。岐阜から駆けつける隊士もおり、打ち合わせの前に早めの腹ごしらえ。12時過ぎ、当日参加者の紹介から、パレードにおける位置、段取りの確認。抜刀をかっこよくやる方法の指南。局長、副長は本隊より一足先に壬生寺で開催される新選組隊士慰霊祭に参列のため先行。本隊は三々五々壬生寺に集合、2時からパレードの隊列確認。隊士5名による居合奉納。かつての屯所の一つ「前川邸」への表敬訪問と居合演舞。
壬生寺を囲む四方の上空には真黒な雨雲が集まり、はるか東山方面では稲妻が走っている。3時50分、「京洛の平安を願い出陣する」との副長の号令で、3隊で構成された39名の隊士が誠の隊旗を先頭に祇園八坂神社へ向け出発。案の定、大宮辺りから大粒の雨が降り出し、給水ポインの郭巨山の京町家では本降り状態。
新町、室町、烏丸、東洞院と山鉾の横を堂々の行進。沿道からは中国語の感想や歓声が多く聞かれた。雨の影響で例年より人出と車輛は若干少なめで、予定の時刻より15分ほど早く祇園石段に到着。多くの観光客に囲まれる中、抜刀、勝ちどき3回をあげ、拍手喝采をいただいた。八坂神社本殿でお祓いをしていただき、幕末動乱の世に散って行った、憂国の士の霊を慰めるとともに、京洛の平安を願って参拝した。境内では鷺舞の奉納を見物する人垣の横を「御用改めである」とすり抜け、待機させてある大型バスへ。
6時には本陣へ無事帰着。雨と汗で濡れた衣装をぬぎ、「誠の湯」に入れたときの至福感は最高の贅沢と言える。7時からは大広間で大宴会、参加者全員がひとことづつ感想を語り、最後は新選組の歌5作を大合唱、「局中法度書」を唱和して閉会した。来年の36回目に向け出発した日でもあった。パレードの趣旨を書いた瓦版を沿道の人々に配ってくれている「瓦版娘」の存在は我々にとっては無くてはならない重要な役割で、今年も日隈愛香、山本亜由実、安田百合恵、塚崎渚の4名が勤めてくれた。また写真記録役には京都造形芸術大学2回生の福島、熊谷が、ビデオ撮影は同じく宮脇、小名が走り回って撮影してくれた。
京都新聞記事 http://www.kyoto-np.co.jp/sightseeing/article/20100716000163


昼には定番の「肉・玉子とじ丼(他人丼)」を参加者全員で食べ結束を固めた。


「誠」のロゴ入り手提げ提灯

剣術師範役の尾形俊太郎先生による刀の扱いに関する諸注意。





「本陣 ニュー松栄」での大宴会のお料理の美味さは最高、ビールも大吟醸もふんだんに。

瓦版娘の日隈愛香が似顔絵を色紙に描いてプレゼントしてくれた。なんとも哀愁漂う初老の土方歳三。京都の街を舞台に活躍できる京都新選組同好会は世界に二つとない最高のグループ。今後も局長を支えて頑張りたい。