奈良磐雄の日記・NEW

今日一日何を食べて何をしたか

「京都の屋外広告物」セミナー終了

ボランタリーグループ「街の色研究会・京都」が20周年を記念して「京都の景観を考える・京都の屋外広告物」をテーマとしたシンポジウムを開催した。日本芸術院会員の杉本秀太郎先生による基調講演では、3人のフランス人詩人の「窓」についての表現を解説しながら景観の考え方を語り、また、京都四条烏丸周辺のビル名が、日本語読みをアルファベットの当て字により(古今→Cocon、洛→Laque)表示のものが増えてきていることを取り上げ、日本語が崩れていっていることに警鐘を鳴らした。京都市からは広告物指導担当課長が「京都がいつまでも京都でありつづけるために」をタイトルに予定時間を15分もオーバーする熱のこもった説明を。街の色研究会・京都からは「京都にふさわしい屋外広告物の色彩」の調査結果を、シンポジウム実行委員会副委員長の渡辺安人が報告。最後のパネルディスカッションでは四条繁栄会理事長の堀部素弘氏、主婦・ITアドバイザー・プランナーの加藤和子さん、京都造形芸術大学専任講師・デザイナーのエリック・ルオン氏、京都府広告美術協同組合理事長の児玉雅人氏のパネリスト4名が、それぞれの立場から京都の景観と屋外広告物の望ましい在り方についての取り組みや希望を豊富な事例写真を示しながら自由に語った。コーディネーターは私が勤めさせていただいた。シンポジウムが終わってから参加者と街の色研究会・京都のメンバーが会場を変えて懇親会をもち和やかに意見交換をした。


京都岡崎・琵琶湖疎水の晩秋風景。

京都市美術館の看板には「市」がない。なぜだろう?。

明治時代に作られた蹴上げインクライン下のレンガ造りのトンネル。ここを抜けると別世界にでるような…。

今日は昼食抜き。夜は懇親会で「パーティフーズ」をちょこっと、帰ってから「ごんぶときつねうどん」をいただいた。写真はなし。